10月から始まった秋アニメ、視聴一本目は1日から放送のブシロードが手掛けるアサルトリリィ BOUQUET(ブーケ)。
アニメ放送以前にもこのタイトルは聞いたことがあったのですが、このBOUQUETというプロジェクトは、ブシロードが展開するアサルトリリィプロジェクトのアニメ展開です。
最近の流行りに漏れず、というかメディアミックス展開の第一人者ともいえるブシロードなので、10月放送開始のアニメ『BOUQUET』以前に、既に舞台版のアサルトリリィを1月と9月に開催しています。
女性声優さんたちが見慣れない武器を携える画が話題を呼び、2回目の開催は公演数も増え、インターネットでの有料配信も行われました。
そういった経緯もあり、オリジナルアニメでありながら先に3次元でのメディアミックスを展開させており、既に知名度と期待値は高かった印象です。
僕は舞台版は拝見しておらず、アニメがこのプロジェクト初見となるので楽しみです。
第1話『スイレン』感想
アサルトリリィの大テーマとして掲げられているのが、武器×美少女。
武器を持って戦う少女たち、そして3次元でのメディアミックス展開といえば、同じくブシロードが手掛ける『少女☆歌劇レヴュースタァライト』が思い浮かびますが、
そちらは歌劇というわかりやすいテーマだったのに対し、アサルトリリィはオリジナルのファンタジー設定です。
特に固有の専門用語が多いので序盤は展開を巻き込みながらの用語解説でした。
以下公式サイトより引用
ヒュージ
人類の敵となる巨大生命体。多種多様な形状が確認されている。謎が多くそのほとんどが解明されていない。CHARM（チャーム）
対ヒュージのために作り出された決戦兵器。Counter Huge ARMSの略称。通常兵器では敵わない強力なヒュージにとどめを刺せる唯一の手段。リリィ
CHARMを扱う女性は「リリィ」と呼ばれ、リリィ達は養成機関であるガーデンに所属し、ヒュージとの戦い方を学びながら実践に備えている。実践に赴くリリィの他に、CHARMの整備・カスタマイズを学ぶ工廠科などガーデンによって様々な教育が行われている。ガーデン
人類がヒュージに対抗するため各地域に設立したリリィ養成機関。ガーデンはそれぞれ特徴を有しており、校風や指導方針が異なる。
選ばれし『リリィ』として養成学校である百合ヶ丘女学院への入学から物語はスタート。
さっそく巻き込まれるトラブルは有名人クールお姉さまに過激なアプローチをする自信家お嬢様。
かっこいい槍をむき出しに携える自信家お嬢様（年下）こと遠藤亜羅揶。
黒髪ロングのクールお嬢様の方が白井夢結、通称ゆゆ様。
亜羅揶の名前テロップにある「アールヴヘイム」というのがおそらく所属レギオン。チームとか組織といった団体でしょうが、どういう権力構成なのかは不明。
ゆゆ様は誰もが認める実力者でありながら「どこのレギオンにも所属していない」リリィらしいので、レギオンに入らないとダメというわけではないらしい？
変身バンクならぬ変形バンク
リリィが持つメカメカしい武器CHARM（チャーム）。
ゆゆ様はじめ周りの入学生たちはみなギターケースのような大きめの鞄を所持しており、リリィはそれぞれこの大きな自分のチャームを携帯しなくてはいけないらしい。
コンパクトな待機形態から起動するには、リリィがそれぞれはめている指輪を触れさせることでしょうか。
ガシャン！ガシャコン！と刃パーツが動いて変形する描写は興奮しますね！
某チャージアックスのモーションを彷彿とさせます。
異形ロボ『ヒュージ』
リリィたちの存在意義ともいえる、作中での倒すべき悪敵。
設定的には未知の生命体ということらしいが、生物じみたクリーチャーでもなく、質感は金属のようなほとんどロボ。
冒頭の過去シーンで、夢結とチャームを打ち合う際にもカンカンと金属音がしていましたね。
金属質のような硬い外殻を鎧や武器に、一方で関節部や内部コアなどは未知の生命体らしき流動する素材。
「脱走した生体標本のヒュージ」ということで、小物っぽいデザインですがCGアクションによってかなり見ごたえのある応戦でした。
大型のやつとかでてきたらめちゃめちゃ迫力ありそうですね～！
チャームとの『契約』
ヒュージに襲われ対抗しようとする梨璃。
しかし指輪が触れても起動しないことに自分でも驚いています。
後ほど夢結に「チャームとの契約を済ませていない」と言われ、それが「初心者」だとも言われてます。
そもそもチャームは対ヒュージ用に開発された決戦兵器で、10代の女性と高いシンクロ率を示すという情報があります。
そしてその起動条件がおそらくリリィがつけている指輪だと思うのですが、気になるのはチャームが使えないのに自分でも驚いていた梨璃です。
同じく1年生のヌーベルや亜羅揶は既にチャームを使いこなしていますが、おそらく養成学校の中等部としてリリィとして活動していたのでしょう。
リリィを目指して間もない、初陣となる梨璃がチャームを発動できなかったことは頷けますが、
「既に入学が決まってチャームと指輪も手元にある」のにも関わらず自分がチャームを起動できないことを知らなかったのでしょうか…？
もしかしたら未経験入学組は起動（契約）の仕方から教わるとか、入学当日にチャームを貰ったばかり、とかの可能性もありますね。
マギ
おそらくこの世界で言う、リリィが操る魔力にようなもの。
チャームとの契約には、指輪を通しチャームにマギを送ることで成立するらしい。
この儀式は「略式」らしいので、本来であればもっと大掛かりの段取りになるんですかね。
梨璃の血が指輪に反応した描写がありますが、指輪はただつけているだけでは意味がなく、血液やマギといった生体認識というカギの役割もあるのかもしれません。
夢結が制服の切れ端を閃光弾にしたり、リボンを硬化させて刃にしたのもおそらくこのマギでしょう。
チャーム装備中とはいえ、なかなか無茶な動きをしているのもおそらくマギによる身体強化的なものだと思います。
夢結の使用例に関しては発光、硬化と同一の現象として確定できないので、ある程度なんでもできちゃう魔法系か、個人の性質なのかはまだ不明ですね。
変形VS変形
チャームとヒュージのカンカン打ち合う金属音、小気味よいです。
しかしチャームがいくら未知の生命体に対抗し得る兵器といえど、操るのは10代の女の子なわけで、タイマンでは単純なフィジカル差は覆せないんですかね。
特にヌーベルが使うのは片手用レイピアのような鋭利な刺突系武装っぽいです。剣が開いて銃口が覗く、戦闘中にガシャンガシャン変形して戦うのはめちゃめちゃカッコイイです。
ただ、あの程度の銃撃はヒュージの装甲に通らないっぽいですよね。今回のがたまたま外殻つきだっただけでしょうか？
契約が終わり覚醒した梨璃のチャーム。
ヌーベル戦→夢結戦→主人公変形バンク→撃破と作画もハイクオリティでしたね。
ヒュージの体液
外殻ではないおそらくコア部を切り裂いた際に飛び散ったヒュージの青い体液。
ヌーベルを庇って被った梨璃と夢結が検疫していることから、おそらく人間にある程度有害なものなのでしょう。
ガールミーツガール、謎の3年生？
梨璃がリリィを目指すきっかけとなった2年前。甲州撤退戦。
「自分を助けてくれた憧れのリリィ」が目の前にいる夢結で、さっそく夢が叶ったという梨璃。
夢結も梨璃のことを気に入っているようだが、梨璃が感じた違和感の通り、2年前、本来の夢結と少し雰囲気が変わっているのでしょう。
2年前夢結と共に行動していた白髪ショートのリリィ。夢結が敬語を使っていることからおそらく3年生。
このキャラ、なんと公式サイトにもまだ情報なし！
しかし梨璃が指摘する通り、夢結は2年前と使っているチャームが違いますね。
2年前はゴールドのカッコイイ大剣、そして現在の先端に銃口があるタイプの大剣は、2年前夢結のバディだった白髪のリリィが使用していたものです。
おそらくですが何らかのきっかけでそのリリィは戦えなくなり、夢結がチャームを引き継いで使っているとか…ですかね？
多分あの光るカケラが関係してそうですよね。少なくとも夢結はその件で少し性格が変わってしまったのでしょう。
とはいえ、白髪イケメンリリィも戦死というわけはなく、在学しているのでリリィとして戦闘不能というわけではないのかもしれません。
梨璃の夢のはじまり、そして夢結の過去を巡って重要なキーキャラクターとなることは間違いなしなので、要注目ですね！
まとめ
アサルトリリィ BOUQUET1話、面白かったです！
百合！美少女キャラが戦う！なんていうとさして珍しくもなくなってきましたが、この特徴的なデカい武器を振り回すアンバランスさと、
CGを駆使したヒュージとのアクションは見応えありましたね！
今回は1話ということでアクション描写の作画は言うことなしのハイクオリティでした！
この感じで続いていくことを期待します！
メインとなるのは9人のリリィらしいのですが、美少女が9人いて何も起きないはずがなく…
公式カップリングとなるのか、主人公百合ハーレムとなるのか、話題をかっさらった例のEDのワンカットも含め、濃厚な百合展開も今後に期待ですね！
