豊作と名高い2020年秋アニメ、その中でも制作陣のネームバリューで群を抜く作品『神様になった日』。
PCゲームの殿堂Keyのシナリオライター麻枝准×P.A. WORKSのレジェンドタッグで送る最新作。
『CLANNAD』や『リトルバスターズ!』、そして『Angel Beats!』など数々の”泣きアニメ”生み出してきた麻枝准さんが、この令和の時代に見せる”原点回帰”とは一体どんな作品なのか?
今回はついに放送となった『神様になった日』1話の感想です。
第1話『降臨の日』感想
ボーイ・ミーツ・ゴッド
Keyの舞台といえば夏。そして少年と少女の出会いも夏―ということで、やはり今回の舞台も夏です。当然。
主人公の親友のCV木村良平さんや、ヒロインのCV佐倉綾音さんなど過去作を彷彿とさせるキャスティングですね。
Keyといえば日常×超常の世界観ですが、今作の超常はヒロインであるひなの持つ予知能力と、世界が終わるという未来でしょうか。
しかしこの突如現れる自称オーディンのシスター少女、まだ一度も名前を名乗っていませんよね。
登場人物たちの名前が神様の名前にあやかっていることから、「ひな」という名前にも意味が隠されていそうです。
ひらがなでぼかしてあるのも怪しい。
また、ひなの力が予知であるかも未だわかりませんね。
予知ではなくこの世界で起こることを既に知っている。すなわち自称している通り”全知”なのかもしれません。神なのですから。
とはいえシスター服というのも気になります。
シスターといえば神ではなく、神に祈りを捧げる側の立場ですからね。
タイトルにもある「神様になった」という表現。「なった」つまり神様でない者が神様に後天的になるということです。
もちろんこれは主人公の成神陽太くんでしょう。名前もそのまんま!
陽太が神的存在であるひなの力で神になる、素直に見ればこのオチでしょう。
1話から見られるもう一つのフックは、”世界の終わり”。
どういった原因なのかはまだ不明ですが、あと30日で世界は滅びてしまうようです。
そしてそれを30日前に知る主人公と、未来予知の力。
無力な少年がなんとか世界を救おうと奔走する、というのが簡単に予想できるあらすじですが、ここにどういう要素が加わってくるのか楽しみですね。
まとめ
1話としてはかなりテンポがよく続きも気になる世界観で非常に期待しています。
陽太とひなのギャグ・ツッコミも、くどくならない良いラインで楽しく見られました。
2話も楽しみですね!