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「神」か「科学」か、動き出した物語と世界の未来【神様になった日 3話感想】

物語が動き出す第3話。

意味深な伏線を撒いてきた神様になった日も3話を迎えました。

さっそく感想に入っていきます。

 

 

第3話『天使が堕ちる日』感想

ひなの能力と世界の「未来」

天使が堕ちる日。

まずこの意味深なサブタイトルから気になります。

2話の最後で謎の重症を負っていた空は、映研の先輩である神宮寺ひかりが経営する、潰れかけラーメン屋を狙う借金取りに追われたとのこと。

そういえば神宮寺ひかりも神ネームとしてカウントしていいんでしょうか。

ありきたりな名字ではないですが、イザナミやアシュラのように神の名を冠した名字ではありません。

「神宮寺」はその名の通り、神を祀る寺を指すらしいので、一応神ネーム認定でいいのかなと思います。

後で述べますが、今回出てきた新キャラの名前が「鈴木」だったことから、「日本に多いありきたりな名字」「仰々しい神の名前」と区別しているぽいので、神宮寺も後者でしょう。

神様になった日公式

 

今回のメインは潰れかけたラーメン屋を再生させるという、これまたよくわからない話。

しかしこれを可能にしたのも、またひなの超常的な『全知の力』でした。

床のペイントなどツッコミどころは多々あるものの、1話2話と通して、ひなの能力の具体的なプレモーションを見せられたように感じます。

特に床の数字ペイント。「あの通りに動けば借金取りを倒せる」と知っていました、とアピールしています。

しかしここにきてひなの能力について少し疑問が出てきました。

ひなは自身のことを『全知の神』と称しているとおり、私もひなの超常的な力の正体はズバリ「未来予知」であると思っていました。

厳密に言えば、未来の自称を予め知ることができる、のではなく、未来に起こることを既に知っている、というニュアンス。

さあこういったフィクション作品において「未来予測」なる時間を超越した能力が登場するとき、その世界の時間や未来の捉え方は大きく二分されます。

すなわち、この世界の未来は既に決まっているのか、否か。

 

 

 

未来は誰の手の中に?

未来予知によって「陽太が借金取りを殴り飛ばす」未来を見ていたのなら、もっと言えば「陽太が借金取りを殴り飛ばす未来」が「確定しているのなら」それこそひなが手を貸すまでもありませんよね。

しかしひなが未来予知を使ってとった行動は、

①未来において陽太が借金取りを倒す動きを現在の陽太にレクチャーしたこと。

もしくは、

②未来の借金取りの動きを見て、それに対応する動きを床に示し陽太を誘導したこと。

このどちらかです。

①であるなら、ひなの知る「未来」は、ひなが手助けをすることによって初めて陽太が借金取りに勝つ、という「未来」であること。

つまり未来はひなの介入も含めて、ラーメン屋が再建し陽太が借金取りを倒すことまで「決まっていた」ということ。

ただこういった未来不変的な場合、「ひなが介入することも含めて決まっていた」可能性もあるのでなんとも言えません。

ひなが予め未来を知ることすらも、運命に決められた未来だというパターンです。

②であるなら、未来で見た借金取りの行動に合わせてカウンターを描くことで倒せた。つまりひなの介入によって未来を「変えた」ということになります。

今のところどちらともとれるのでどちらとも言えませんが、個人的には②の未来は変えられるタイプだと思います。というか序盤で未来を知る能力が登場する場合はたいていそうですよね。かなりメタ的ですが。

しかし、そうすると最初からひなが言っている「世界が終わる」というフックも気になります。

世界が終わることに対しひなはどこかそれを受け入れている感じで、「勉強とか無駄だからやめろ」みたいな諦めのスタンスですよね。

自身の力を打ち明けた陽太に対しても、「あと30日で世界が終わるから世界を救ってくれ」「未来を変えてくれ」なんて一言も言ってないわけです。

ただし世界の終わりに関してもう一つ気になる要素は、ひなの言う「選択」というワードです。

全知の神オーディンことひな曰く、「愚かな人類の愚かな選択」によって世界は滅ぶ、らしいです。

そしてその結末を知ってる風なひなは、その結末の回避を求めているわけではない(今のところは)……だんだん見えてきましたね。

 

 

 

動き出したB-SIDE

今回の3話のBパートで登場した新たなる重要キャラクター。「鈴木央人」。

名前も自分で「日本で2番目に多い名字」として紹介している通り、ひなと同じく「ありきたり名字」側、つまりひなと同じサイドのキャラであることが伺えます。

この央人はワケありなハッカーらしく、海外から央人を召集したうさんくさい組織は『フェンリル』という巨大IT企業のようです。

しかしフェンリルとは、ここにきてひな自称のオーディンと北欧神話関連で繋がるとは。

フェンリルや央人とひなの関係は今のところまだ不明ですが、無関係ということだけはありえないでしょう。

神様になった日公式

3話で注目すべき央人の描写といえば、やはり迷子の子供を見つけ出すシーンですよね。

悪人ヅラですがそういうワケではないのでしょうか。

ともかく、央人はPCなどもなにもない街中で、わかりやすいハッキングの演出をしてくれました。

おそらく周囲の監視カメラの情報と、母親が持っていた写真から顔情報を照らし合わせたという感じでしょう。

目の色が変わった描写もあるので、AR仮想ディスプレイ的な操作をしているのでしょうが、そういった細かい理論設定は無視します。

ともかく、央人の見せたスゴ技ハッキングには、「謎の手袋」「髪留めデバイス」によって起動しました。

つまり鈴木央人のSF的超常能力は「テクノロジー」なんですよね。

 

 

 

佐藤ひなの正体

そして鈴木少年は佐藤ひなと、おそらく同一のくくりとしてポジショニングされているキャラクター。

このメタ読みから、つまり何が言いたいのかというと、そうズバリ「佐藤ひなAI説」です。

AIというとすこし突拍子もないように聞こえるかもしれませんが、ひながこれまで見せてきた超常的な「未来予知」というのは、実は神的な超能力・サイコパワーではなく、科学によるテクノロジーなのではないかという説です。

というわけで、ひながこれまで見せた超常的現象を振り返ってみましょう。

・数分後の天気の変動を把握していた

・競馬のレース結果を言い当てた

・伊座並の好みを把握していた

・野球部が投げる球を把握していた

・成神夫妻が自分を家に泊めてくれることを把握していた

・伊座並の将来の夢を言い当てた

・いい感じの曲を作曲

・ラーメン屋の再建をプランニング

・借金取りの動きを把握していた

さてこれらを科学的テクノロジーによって予知、つまり超的演算によって「予測」することができるでしょうか?

答えはNO。だと個人的には思います。

もちろんいくつかはスーパーAIならできそうではあります。

たとえば馬の様子やピッチャーの指やフォーム、借金取りの筋肉の動きなど、それらをスキャンして瞬時にどういった結果になるか割り出すことができる、かもしれません。

しかしひなの場合は、それらを見てリアルタイムで言い当てているのではなく、あらかじめ「そうなる」ことを陽太に伝えており、これはやはりテクノロジーでは説明がつかない気がします。

リアルタイムではなく予め、ということは、演算すべき式がまだ見えていないのにも関わらず、結果が見えているということになりますから。

ただこれまでの感想記事でも書いている通り、ひなにも「未来を知っている」割には知らないことが多すぎたりと不自然なことはあります。

それにここまで否定しておいてなんですが、私もひなの正体はやはりテクノロジー成分が含まれているとは思います。

超的ハッカー鈴木央人や、IT企業フェンリルなる登場人物も出てきたことですし。

ただ、現段階ではひな=AIと結びつけるには何かピースがまだまだ足りない気がしています。

 

 

 

 

まとめ

ひなとフェンリルの接点は未だ不明。

謎の企業フェンリルが央人を使って動き出したのは、「コオロギシュウイチロウ」なる人物に関する情報を探るため、らしいです。

物理学に量子力学と情報工学、そしてソフトフェア開発といえば、わかりやすーく「人工知能」ぽいですよねえ。

ターゲットはシュウイチロウ本人ではなく、シュウイチロウが隠していた「何か」、確かにひなに繋がりそうですよね。

役者も揃いだしているので、青春の夏休みを過ごしながら少しずつ真実が明かされていく感じでしょうか。次回4話も楽しみです!

 

 

 

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