【最新情報】SAO最新作にオリジナル展開!?AnimeJapan2021で明かされた新情報と考察まとめ

3月27日・28日に開催された日本アニメコンテンツの祭典『AnimeJapan2021』にて、【ソードアート・オンライン】シリーズの最新作『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』の最新情報が公開されました。

大人気シリーズ【ソードアート・オンライン】のはじまり――その原点を描く『プログレッシブ』の第一歩は昨年11月に公表されたとおり劇場版アニメとして制作されます。

SAOプログレッシブってなに?
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今回のAnimeJapan2021ステージにて、本作上映が2021年の秋だということが判明!

そして注目すべきは、原作イラストとシリーズキャラクターデザインを担当するabec先生によるキービジュアル第2弾と、特報映像の第2弾です。

キービジュアルと特報映像で明らかになった衝撃的内容を今回は紹介していきたいと思います!

©川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
特報映像第2弾

アニメ・プログレッシブはオリジナル展開!?

SAOプログレッシブとは、SAOの原点でもあるアインクラッド編――即ち作中世界における世界初のフルダイブ型VRMMOゲームタイトルにして、史上最悪のデスゲームと化した『ソードアート・オンライン』でのキリトの物語を第1層から描き直したシリーズです。

つまり、プログレッシブシリーズとは、これまでもTVアニメシリーズとして制作されてきたSAO本編とは微妙にズレや矛盾が生じるのですが、それも踏まえた上で本編と同じく原作の川原礫先生が執筆している文庫が現在では7巻まで刊行されています。

タクオ
原作(本編)ではSAOクリア前の74層から物語が始まるんだよな。

ハック
キリトとアスナの出会い方が一番の違いね。
本編では仲良くなるのは74層ぐらいからだけど、プログレッシブでは1層から出会ってペアを組んでるのよね。
今回劇場版アニメとなる「星なき夜のアリア」は、プログレッシブ1巻に収録されている、キリトとアスナの出会いのエピソードで、当然1巻という「原作」があります。
しかし今回発表されたキービジュアルと特報映像で明らかになった新キャラクター『ミト』
書籍版においてプログレッシブシリーズに『ミト』というキャラクターは登場しません。
つまり、今回発表された新キャラクターはアニメ版プログレッシブのオリジナルキャラクターだということです。


ミト:SAOプレイヤー

©川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
また、特報映像内の情報により、当然ミトに絡むオリジナル展開が存在することが伺えます。
しかし、プログレッシブシリーズのストーリーは原作書籍版と大きくは変わらないと予想します。

新オリジナルキャラ「ミト」はどんなキャラクター?

紫色の長いポニーテールに鎌を振り回す様子が描かれているが、彼女についての情報はステージでもかなり伏せられていたので、予測していくしかありません。

また、ミトの声を担当するのはAnimeJapanステージにも登壇された人気声優・水瀬いのりさんです。

 

元ベータテスター?

まず一番にわかるのは主武器である両手鎌ですね。

振り回しているので槍のようにも見えますが、静止画でみると鎌だということがわかります。

©SAO-P Project

そして動画内でキリトが言っているように、おそらく「元・ベータテスター」だと思われます。

SAOシリーズではアインクラッド編も早々に、フェアリィ・ダンス編、ファントム・バレット編、そしてアリシゼーション編と別タイトルのゲームへ舞台が移り変わるので、この元テスターというステータスはそこまで重要視されません。

しかし始まりのアインクラッド編こと、このソードアート・オンラインでは元テスターというのは非常に重要な意味を持ちます。

主人公であるキリトが特別で、頭一つ抜けたステータスを維持し続けられたのも、元ベータテスターが故の情報敵優位が非常に影響しています。

しかしそれ故、デスゲームと化した世界で情報の共有をせず、利己的に自分の強化を優先した悪者というレッテルを貼られたりもします。

それがアインクラッドにおいてキリトの蔑称であり自戒でもある『ビーター』という呼称ですね。

そう考えると、オリジナルキャラでありながら元テスターであるミトは戦力としても非常に期待できそうです。

 

 

アスナとの関係性

この劇場版「星なき夜のアリア」自体、フィーチャーされているのはキリトでもミトでもなくて、アスナなんですよね。

そして少ない情報から得られる内容でも、アスナとの絡みがメインになると思われます。

注目すべき情報は2つ。1つ目は、公式サイトのキャラクターページです。

ミトについては「SAOプレイヤー」意外の情報はありません。

しかしアスナのページには

ログアウトできないという現実に悲観するも、《戦友》からの言葉で戦うことを決意する。

という表記があります。

この時点でのアスナにとっての戦友といえば、もちろんキリトが考えられるのですが、この「戦友」こそが実はミトではないかと思われます。

 

2つ目の注目ポイントとして、ミト自身のセリフです。


早く街から出よう。このゲームを一刻も早くクリアするために、私達は強くならなくちゃいけない。

©SAO-P Project
このセリフから、アスナをはじまりの街から外に連れ出したのがミトだと思われます。
ソードアート・オンラインの始まり、デスゲーム開始直後はパニックと事態収束を待つため、多くのプレイヤーが「はじまりの街」に残ります。
ここで迷わず街を飛び出し、危険を顧みずスタートダッシュを切ったのが主にキリトを始めとする元ベータテスターです。
ゲーム経験のないアスナは当然、街に残り現実世界でSAO事件が解決するのを待ちました。
しかし何日経っても現実世界にログアウトすることはなく、やがて心が衰弱していきます。
擦り切れたアスナは「死に場所」を求めて、それでも世界に抗うため、迷宮区で無謀な狩りを強行しているところたまたま通りかかったキリトに救われます。
このように書籍版ではキリトとアスナのファーストコンタクトは描かれているのですが、実は「アスナがはじまりの街から出た」エピソードは語られていません。
一応、現実世界での解決とゲームクリアによる解決、どちらも不可能だと考え、死に場所を探して街を出た、という一文の描写はあるのですが、おそらくこの部分を詳細に、あるいは改修されて描かれているのだと思います。

アスナのキャラページコメントにある通り、アスナに戦うことを決意させたのがミトであると予測できます。

 

 

 

特報映像からの考察

オリジナル要素は追加されつつも、プログレッシブシリーズの大筋は書籍版と変わらないと思います。

例えばキリトとアスナのファーストコンタクトは迷宮区の奥でしょうし、1層からコンビ期間もあると思います。

とすれば、ミトの存在は中々扱いにくいキャラになり、また矛盾も生まれてしまいます。

今回公開された特報映像のシーンを踏まえ、考察を膨らませていきましょう。

 

囲まれるアスナ

©SAO-P Project

原作ファンなら見覚えがあるかもしれないが、この植物型Mobは長らくキリトの愛剣を務める「アニールブレード」の入手クエに出現する『リトルネペント』でしょう。

初出はプログレッシブではなく本編第8巻の短編『はじまりの日』で、キリトも同じように大群のリトルネペントに囲まれるシーンがあります。

このクエストは開始ポイントがわかりにくく、「強い剣が報酬の隠しクエ」的な要素があるので、元テスターであるミトがアスナと共に受けている可能性はありますが、アスナは細剣、ミトは鎌とアニールブレードは必要ないはずなので、こうなる状況は掴めません。

ただ先程の「はじまりの日」はアニメ化されていないので、リトルネペントに囲まれるシーンは同じく該当のクエスト中の出来事だと思われます。

 

 

新モンスターと対峙するキリト

©SAO-P Project

キリトはキリトで強そうなモンスターと対峙していますね。

見たことがないですが、迷宮区ではなく外フィールドでかつ、キリトが黒コート(コート・オブ・ミッドナイト)を装備していないということは、やはり1層ボス突破前でしょう。

おそらく書籍版では描かれなかった第1層のフィールドボスではないかと思われます。

この時点でアスナとコンビを組んでいるようですが、やはりミトの姿は見当たりません。

 

 

アスナに襲いかかるのは!?

©SAO-P Project

映像で見ているとかなり緊張感のあるシーンですが、おそらくこれ、ミトですねw

謎の仮面のせいでモンスターにも見えますが、第1層で人型Mobは出現しないし、PK集団が暗躍するのもまだ先のはず。

なにより背景は街っぽい(アスナも非武装だ)し、圏内でしょう。

そしてよく見ると足のブーツがミトのデザインと同じでした。

多分後ろからダイナミックハグをするシーンでしょう、騙されましたね。

 

しかし同性とはいえ、初期アスナ(ツン)にここまでパーソナルスペースを縮められるとは、意外にも親密な間柄なのかもしれません。

 

 

 

 

ミトは劇場版で死んでしまう?

急激に大胆な予想ですが、「もしかしてミトって劇場版で死ぬんじゃない?」と思ってきました。

せっかくの劇場版オリジナルなのに劇場版で退場!?と思うかもしれませんが、先程も言ったようにやはり大筋は変わらず書籍版に収束していくはずです。

そしてこのプログレッシブシリーズのアニメ化は、この劇場版を皮切りにTVアニメシリーズとして放送される可能性が高いです。

とすれば、これだけアスナと近い位置にいるキャラということは、当然キリトの近くにもいるわけです。

ペアを組んでいるキリト・アスナにミトが加わるとかなりのストーリー変更を余儀なくされます。

 

つまり、アニメ版プログレッシブが書籍版のストーリーに収束していくなら、なんらかの理由でミトはアスナたちから離脱しなくてはいけません。

もちろん必ずしもHP全損・死亡する必要はないですが、元テスターで特報映像で披露していたとおりソードスキルも冴えていそうな彼女が、「生存していて前線で活躍しない」方が不自然なのかなと思いまして。

しかしアリシゼーション編での、前作劇場版「オーディナル・スケール」のエイジ・ユイが活躍したように、オリジナルキャラと原作展開の絶妙な融合はありえるので、前例を踏まえると要所要所で活躍してくれるパターンもありえそうですよね。というかそっち希望。

 

もう一つ、一瞬ですがボスフロアらしきところでもミトの描写があります。

©SAO-P Project

このようにミトはアスナと行動をしていたり、いなかったりと立ち位置がよくわかりません。

しかしボス戦まで生存しているということは、生存率はかなり高そう?

コボルト王にやられる役はディアベルがいますから、まさかミトもここで……!?

 

 

 

 

「星なき夜のアリア」はアスナ・ビギンズ

先述したとおりプログレッシブはSAOの始まり、そしてその記念すべきファーストタイトル「星なき夜のアリア」はこの世界での剣士・アスナの始まりを描くアスナ・ビギンズになると思われます。

そしてそれは、ミトの登場を始めとするオリジナル展開もそれを原作より更に強調させる内容となるでしょう。

キリトはベータテスターとしてのエゴにより、友人となったクラインを置いて始まりの街を出ました。

今作ではおそらく、アスナがはじまりの街を出る物語、そしてその手を引くキリト意外の存在として、ベータテスターであるミトが登場するのでしょう。

 

オリジナルキャラにオリジナル展開が加わることが確定した、プログレッシブ「星なき夜のアリア」、一体どんな作品に仕上がるのでしょうか。非常に楽しみです。

今秋公開に向けて、新たな情報に期待しましょう!!

 

 

 

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