【考察】「死の誘惑」と自殺の真相【ワンダーエッグ・プライオリティ】

お久しぶりの記事になりますが、相変わらず大注目の今期アニメワンエグこと【ワンダーエッグ・プライオリティ】について書いていきます。

 

第9話・誰も知らない物語 感想

振り返り総集編だった8話を経て、新章へと突入した今回の9話。

本当に誰も知らないねいるの生い立ちと、知り合いであり仲間であり、そして友であった阿波野寿のお話。

…いや本当に誰?(初見感想)

 

今回またさらに4人の関係性だったりねいるの歩んできた道や、そして辿り着く先の暗示だったりもあった気がしますが、前半パートはひとまず置いておきます。

どうしても見逃せない最後の部分だけ掘り下げて考えてみようと思います。

 

すなわち、アカと裏アカ、そして社長秘書である田辺美咲の会話です。

 

「少女たちの自殺。本当の理由を言ったら、彼女たちは誰も戦わない」

「元々の原因は俺たち二人にあると知ったらな」

ワンダーエッグ・プライオリティ9話

 

ついに尻尾を出しやがりましたよこいつら!!

ということで、アカたちが言っていることを一旦事実だと仮定して整理してみましょう。

 

事実1:「死の誘惑」は存在する(からくりがある)

事実2:少女たちの自殺の原因はアカ・裏アカの二人にある

 

うーん驚き。

この陣営(アカ・裏アカ)は黒幕ではあっても積極的な干渉はせず、最終的に収穫するような感じかと思っていましたが、ガッツリと干渉しまくっているセンを匂わせてきましたね。

裏アカの言っていた「自殺の原因は自分たちにある」ですが、これはエッグ少女と彫像少女どちらのこと言っているのでしょうか。

まあ、暫定的に「どちらも」だと考えることにしましょう。

 

 

「死の誘惑」とは

さて1つ目の「死の誘惑」についてですが、これについていきなり絡んでくるのがそう、今回のゲスト寿さん。

彼女の発言のほとんどはぶっちゃけ意味不明でしたが、難解である意味心地よかった謎だらけのこの物語に、ある種強烈な解像度を与えてくれました。

1つは先程から登場している「死の誘惑」に始まる死生観。生について語っていたかは微妙ですが、すくなくとも彼女自身は「死」を探求していました。

そしてもう1つが、唐突に登場した「パラレルワールド」という単語。即ち、他世界線解釈。

これについては今回はとりあげませんが、面白い解釈もできそうです。

 

それは置いておいて、「死の誘惑」についてですが、この言葉の初出は第3話、男女の脳の差からエッグ戦士もエッグ少女も女子しかいないという話をしていたときのアカのセリフです。

「『死の誘惑』があったとしたら?誘惑に惑わされ、後悔しているかもしれない。
そういう子どもたちを生き返らせたいと願う子たちのために、この場所はあるんだ」

ワンダーエッグ・プライオリティ3話
うーーーん、マッチポンプ乙!!!
しかし肝心の「死の誘惑」についての詳細は不明ですが、田辺秘書曰く、ねいるがその真相に近づきつつあるそうです。
ねいると「死の誘惑」については、初のねいる回でもある5話で一瞬触れられています。
ワンダーキラー「巻き毛」を倒したねいるが呟いた一言
「私を死に誘惑したのね……」
この呟きは誰に対してのものなのか…、このシーンでは背景にねいる妹の彫像が映ります。
話の流れから見ると「あなたはなぜ死なないの?」と問うたこのエッグ少女に対してでしょうが、妹や、もしかすると寿への可能性もあります。
しかし「誘惑された」のであれば、まだ描かれていない場面で、ねいるも自殺未遂を経験しているのかもしれません。
少し話が逸れますが、思い返せばこの5話のエッグ少女は少し異質でしたね。
自殺は自殺ですが、その原因は「(自分が)今より醜くなることが耐えられない」というのもの。
だからこそその価値観をねいるにも押し付け、彼女の美しさの象徴であった髪を攻撃したことでワンダーキラーは消滅しました。
自分の執着こそがトラウマであったというわけです。
彼女が他のエッグ少女と比べて異質なのは、トラウマの原因が自分である、ということではなく、その「自殺という選択」を後悔している明確な描写があるからです。
もちろん登場した他のエッグ少女も、止むに止まれぬ事情があった筈ですが、その選択を後悔しているという描写はなかったように感じます。
そして今回、死の第一人者こと寿さんがくれたヒント。

「誘惑というより、なんだろう。攫われる感じかな。あどけない悲しみに」

ワンダーエッグ・プライオリティ9話
「 あ ど け な い 悲 し み 」
ってなんですか?
達観しすぎて常人では立ち入れない域まで達している寿さんのことは理解しきれませんが、なんとか噛み砕いてみましょう。
まず阿波野寿は自身の強烈な好奇心と、科学的なアプローチとして臨死実験という禁忌の手段で「死」へと踏み入れました。
そうして戻ることはなかった。まあ自殺っちゃあ自殺ですね。(……いや事故では?)
そう考えれば食虫植物の例えはわかりやすいですね。
しかしその先に待つ「死」は、誘惑ではなく誘拐だと。つまり惑わす、よりも強力で抗えないということでしょうか。
何に?
「あどけない悲しみ」に。
「あどけない」とは無邪気かわいいこと。無邪気…邪な気が無い。
つまり「死」とは無垢で純粋なものであると。
それは悪でも邪でもないが正しくもなく救いでもない。そして純粋であるが故に、抗えない。
……そんな、悲しみ
うん、どゆこと?
正直この人の言ってることマジで理解不能なんですが、やっぱり脳科学的な要素が入ってくるんですかね。
「死を受け入れてしまう特定の精神状態」みたいな?

自殺少女とアカたちの正体

まずそもそもこいつら何者なの?っていうところからなんですが、明らかに人間ではないのがわかりますよね。
これまでもエッグ戦士たちとしか干渉していないことから、なんとなく概念的なサムシングのメタファーだと考えていましたが、どうも違うような。
やっぱり外界の田辺秘書とコンタクトを取っているのが決定的ですね。
田辺秘書は脳科学研究をしているねいるの会社に勤めており、そこにアカたちのコネクションがあることからも、エッグの正体もSF的な落とし所になるんでしょう。
そして事実2で上げた、自殺した少女、その本当の理由がアカたちであると。
アイたちが見てきた少女たちの死にアカたちが関わっていると考えるのは苦しいですが、もうこいつら何やってても不思議じゃないですからね……。
とはいえ外から見た死因は確実に「自殺」なので、アカたちが手を下したということはないでしょう。
もしあるとするなら、先程も言ったように「死の誘惑」もとい「死を受け入れてしまう特定の精神状態」とそのからくりが存在し、その仕組を利用し誘導したのであれば、アカたちが原因だとも言えますよね。
では最大の謎。
なんのために?
とまあここまで書いて眠気が限界なので、明日以降頑張って考えてみます。
まあこれが物語の最終的なタネ明かしであるとは思います。おそらく、何かの実験ではあるんでしょうけど……。
あと、アイの目的もいつの間にか「小糸を生き返らせる」から「自殺の原因を突き止める」に変わっていますし、その原因に絡んでいるらしいアカたちとの衝突も描かれるでしょう。
というかあと3話で終わってしまいますが……やっぱり8話の総集編が響きますかね?
1クールの1話は大きいよね……。

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