映画と世界の脚本
流石に話が進まなさ過ぎて、いよいよ書くことがなくなってきそうな神様になった日。
第7話「映画撮影の日」の感想です。
映画撮影パートはほとんどいつもの日常なのであまり考察できるポイントはなさそうですが、気になるところを数点。
まず空が描いた映画の脚本、偶然にもひなの唱えるこの世界の設定に似通っています。
この脚本が偶然にも、ひなの予知する結末と同じであるなら、新たに判明したニュアンスがあります。
「滅亡しようとしているこの世界を、唯一救えるであろう回路となりうる才能を持っている」
空が語ったこの一文から新たにわかることは2つ。
・滅びゆく世界は救うことができる
・滅びゆく世界を救うのにはひなが必要
まあ漠然と予想できる範疇ではありますが、こういったニュアンスが判明しましたね。
また2つ目ですが、「ひなが必要」とはおそらく「ひなの犠牲が必要」な感じもしますね。
「回路となりうる」という表現も気になります。
もう一つ、ひなが王都に召集され、世界を滅びから救うために永遠の務めに出るという点。
これも「ひなが犠牲になる必要がある」説を補強しそうです。
映画撮影から読み取れるのはこんなところでしょうか。
では世界の滅亡とひなの犠牲を結びつけるものは何か、やはり央人が追っている興梠博士でしょう。
興梠博士と佐藤ひな
ちなみに今回初めて興梠(こうろぎ)博士の漢字表記が判明しました。
ようやく動き出してくれた央人パート。ついに姿を晦ましていた博士の足取りを掴みました。
どうでもいいですが、カードキーを持つスタッフを襲いキーを奪うところ、あれ普通にクラッキングしたんじゃダメだったんですかね。
今までに判明した情報として、「興梠博士には家族がいた」
そして博士と映る佐藤ひなの写真。
やはり興梠博士とひなは繋がります。
普通に考えれば親子でしょうが、今まで博士周りで登場した研究分野の単語を踏まえると、「佐藤ひな=AI説」というトンデモ予想もまだ捨てきれない感じがしますよね。
ちなみに今回登場した施設では、「自然免疫」系の研究に博士が噛んでいたことがわかりました。
自然免疫とは、人間が持つ免疫細胞が病原体に対して働きかける、人間にもともと備わっている機能です。
ふむふむ、これはAIにはあまり関係なさそうです。
しかしもし本当に、博士がひなを「造った」のであるなら、博士は「AI」を作ろうとしたのではなく、人間を造っていたのかもしれません。
機械的な学習を行うコンピューターには、人間のようなボディも免疫も必要ありません。
しかし博士は人間の身体が持つ免疫まで求めて、「人間」として、ひなを作りたかった。
そう考えると、亡くなった本当の娘を愛しむあまりその「代わり」を作り出してしまう的な、狂気のマッドサイエンティストな動機だったり。いや流石にベタですね。
とにかく、仮にひながAIだとしても、興梠博士はひなを限りなく人間として作ろうとしていたことが伺えます。
まとめ
今わかるのはこのぐらいでしょうか。
まだ、世界の滅亡とどう結びつくのか全然わかりません。
しかし次回で8話ということで、このペースだと以前から言っていた「一度世界の終わりを見て、ループする」的なパターンはなさそうですね。
このまま1話で1〜1.5日ペースで終末を迎えそうです。
神様になった日感想記事
[getpost id=”931″]
[getpost id=”967″]