秋といえば食欲、読書、芸能、そして映画ですよね。
2022年秋公開となるアニメ映画のラインナップがとても豊富で、今回はその中から是非見て欲しい新作アニメ作品を7つ紹介します。
夏へのトンネル、さよならの出口
デビュー作にして複数の賞を受賞した原作小説「夏へのトンネル、さよならの出口」が劇場作品としてアニメーション化。
「そのトンネルに入れば欲しい物が何でも手に入る。その代わりに……」と奇妙な噂のある『ウラシマトンネル』。
それぞれの悩みを抱える塔野カオルと花城あんずは、欲しい物を手に入れるためこのトンネルで出会い、協力関係を結ぶ。
これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の一夏のボーイ・ミーツ・ガール。
監督は『アクダマドライブ』や10月放送予定の『BLEACH 千年血戦篇』を手掛ける田口智久。
アニメーション制作は、スタジオ初作品ながらも話題作となった『映画大好きポンポさん』を手掛けた新進気鋭の制作会社『CLAP』が担当する。
原作:八目迷「夏へのトンネル、さよならの出口」(小学館「ガガガ文庫」刊)
監督:田口智久
アニメーション制作:田口智久
公式サイト:https://natsuton.com/
雨を告げる漂流団地
劇場アニメーションスタジオ・スタジオコロリドが贈る長編アニメーション映画第3弾として『雨を告げる漂流団地』の公開が決定。
小学6年生で幼なじみの航祐と夏芽は、クラスメイトと共に取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込む。
そこで出会った謎の少年・のっぽとの出会いと突如発生した不思議な現象に巻き込まれ、子どもたちを乗せた「団地」はあたり一面の大海原を遭難していた。
泣いたりケンカしたり、仲直りしたり、果たして元の世界へ戻れるのか?
―夏の終わりの冒険ファンタジーがはじまる。
監督は同スタジオの初長編アニメーション『ペンギン・ハイウェイ』を手掛けた石田祐康。
また、劇場公開と同時にNETFLIXにて全世界独占配信も行われる。
配信:9月16日 NETFLIX全世界独占配信
監督:石田祐康
アニメーション制作:スタジオコロリド
公式サイト:https://www.hyoryu-danchi.com/
四畳半タイムマシンブルース
TVアニメでも話題となった『四畳半神話大系』と、実写映画化もされた青春SF戯曲の金字塔『サマータイムマシン・ブルース』の悪魔的融合、いまここに劇場アニメ化!
四畳半神話大系の登場人物たちが、サマータイムマシン・ブルースの世界で!?
夏のある日、クーラーのリモコンを水没させた「私」は、突如現れたタイムマシンで過去に戻ることを思いつく。
仲間たちが勝手気ままに過去を改変していく中、宇宙消滅の危機に焦る「私」の時空を超えた珍道中。
果たして、宇宙と恋の行方はいかに。
配信:2022年9月14日 ディズニープラス独占先行配信(全6話)
原作:森見登美彦/著・上田誠/原案 「四畳半タイムマシンブルース」
監督:夏目真悟
アニメーション制作:サイエンスSARU
公式サイト:https://yojohan-timemachine.asmik-ace.co.jp/
僕が愛したすべての君へ / 君を愛したひとりの僕へ
平行世界を行き来する『ふたつの世界』と『ひとつの物語』、見る順番で結末が大きく変わる全く新しいラブストーリー!
平行世界を行き来できる少年が2つの世界でそれぞれ一人の女の子と恋に落ちる。
同時公開されるこの2作はそれぞれで独立した物語でありながら、もう片方を見ると様々な要素でお互いの世界と交差しあっていることがわかる。
この互いに作用し合う2作を、なんとそれぞれ別の制作会社が担当。
斬新な設定で描かれる甘く切ないラブストーリー。
原作:乙野四方字「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」(ハヤカワ文庫刊)
監督:「僕が愛したすべての君へ」松本淳 / 「君を愛したひとりの僕へ」カサヰケンイチ
アニメーション制作:「僕が愛したすべての君へ」BAKKEN RECORD / トムス・エンタテインメント
公式サイト:https://bokuaikimiai.jp
ぼくらのよあけ
講談社「月間アフタヌーン」で連載された傑作SFジュブナイル漫画、劇場アニメーション化!
西暦2049年夏、小学4年生の沢渡悠真は、間もなく地球に大接近するという”SHⅢ・アーヴィル彗星”に夢中になっていた。
そんな時、沢渡家の人工知能搭載型ロボット「ナオコ」が未知の存在にハッキングを受ける。
宇宙から来たというその存在は自らを「二月の黎明号」と名乗り、悠真たちの住む団地の一棟に擬態し休眠していたという。
この夏、子どもたちと人工知能の極秘ミッションが始まる――。
原作:今井哲也「ぼくらのよあけ」(講談社「月刊アフタヌーン」刊)
監督:黒川智之
アニメーション制作:ゼロジー
公式サイト:https://bokuranoyoake.com/
すずめの戸締まり
『君の名は。』『天気の子』の新海誠監督の最新作がついに公開。
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。