ソードアート・オンライン最新作【ユナイタル・リング編】の紹介・解説ページです。
最新情報をチェックしたい方や、アリシゼーション編の続きが気になる方は是非御覧ください♪
ユナイタル・リングとは
謎のVRMMO『ユナイタル・リング』
強制的ユニフィケーション(統一)された世界
「死んだら終わり」のデスゲーム
VRMMOタイトルであるUNの特徴は、大きく分けて5つあります。
・超精細なグラフィック、超細分化されたクラフトシステムとスキルツリー、超自由なゲーム性という、「過剰さ」
・一度HP全損で死亡したら、二度とログインできない
・ソードスキルが存在する
・「極光の指し示す地」へ至ることがクリア目標
これまでにないVRSVG
UNのゲームジャンルはサバイバルゲームです。
既存のゲームタイトルで例えると、ここ数年ヒットしている『ARK: Survival Evolved』なんかをイメージしてもらえるとわかりやすいです。
SVGは普通のMMOに比べてゲームシステムやできることが多く複雑で、ノベルとしての描写も非常に細かくならざるを得ません。
私はこういったサバイバル系のゲームをいくつかプレイ経験があるので、飢えや渇きシステムやクラフトの描写もすんなり理解できましたが、もし未経験の方が読めば少し複雑かもしれません。
しかし驚くべきは、(少なくともUN1巻までは)川原礫先生がそういった類のゲームをプレイしたことがないということです。
私達の現実世界の流行りも取り入れてくるのはもちろん、それを未プレイでここまで描けるのは流石としか言い様がありません。
「過剰さ」という設計思想
このゲームのゲーム性――「設計思想」について、3巻でアルゴが真を突いています。
「ひと言で言えば《過剰》だナ。過剰に広いワールドマップ、過剰に高精細なグラフィック、過剰なスキルとアビリティ……つまりこのゲームは、オイラたちプレイヤーのゲーマー的常識を挑発してるんだヨ。できることに自分で枠を嵌めてる奴から死んで、常識を一歩踏み越えた発想をする奴は生き残るってワケだ」
川原 礫. ソードアート・オンライン24 ユナイタル・リングIII
この世界は自由度が高すぎるあまり、常識の範囲外を超えていく奴が生き残っていく。
まさに、ゲーマー的常識を挑発しているわけですね。
これまでのSAOはまさに、「ゲームっぽい」描写がMMOゲーマーにウケていましたが、UNではその常識を打ち破ったキリトたちの活躍が見られそうです。
SAOの再来「疑似デスゲーム」
「他のゲームにはない」という観点で言うならば、UNの最も特徴的なゲームシステムは「一度死んだら終わり」だということです。
キリトたちが初期に囚われていた旧SAOと違い、UNへのフルダイブに使用しているのは安全性の確保されたアミュスフィアなので、ゲーム内でアバターが死亡しても、現実世界の肉体に及ぶ影響は一切ありません。
ただし、UN内で死亡したキャラクターは、二度とUNにログインできなくなる、という非常に厳しいルールが存在します。
また、UNには各ザ・シードネクサスのVRMMOプレイヤーが強制コンバートされているので、もしUN内で死んでしまうとそのコンバートしたキャラクターがロストしてしまう可能性もあります。
そういった理由から、ゲーム運営企業の調査や声明を待たずに、危険を犯してUNクリアを目指しているのは少数派のゲーム中毒者ばかりです。
すくなくともUN4巻時点では、ALOの領主サクヤやユージーンなど、ゲーム内で要職についているプレイヤーは、キャラクターの安全性を考え、UNをプレイしていません。
キリトたちは、UNの強制統一に巻き込まれたALO内に存在する新生アインクラッド……の22層にあるマイホームを守るためにプレイをしています。
カギを握るソードスキル
メタ的なことを言えば、もちろんこの物語においてソードスキルの使えない世界というのはあり得ないのですが。
突如構築された謎の世界、UNにももちろんソードスキル存在し、使用できます。
UN4巻で登場したハイミーを始めとするアメリカ産VRMMOタイトル『インセクサイト』のプレイヤーたちも、剣や槍などを装備していない虫人間にもかかわらず、それぞれ使用できるソードスキルが割り当てられています。
とはいえ、ソードスキルの発動にはある程度の慣れが必要になり、数多あるザ・シードネクサスのゲームタイトルの中で、ソードスキルが存在したALO組が優位となります。
しかしキリトの推測では、ALOにソードスキルが引き継がれたのは偶然であり、本来『ソードスキルを会得している』という点で優位に立っているのは、旧SAOプレイヤー。
つまりSAOサバイバーたちです。
謎のアナウンスと『極光の差し示す地』
数多のVRMMOプレイヤーを巻き込んだこのUN事件ですが、UNは突発的な事件にしては明らかにゲームシステムやデザインが「できすぎて」います。
それはつまり、ザ・シードネクサスに連なる全世界を強制統合するという大事件は、突発的な事故や事件ではなく、相当な計画のもとに遂行されたということです。
それは猶予期間の終了、本当のUNのスタートと共に流れたアナウンスも裏付けています。
『種は芽吹き、枝葉を広げ、環となって門を作る。望み果つる大地に招かれた者たちよ、一つの命を守り抜きなさい。数多の苦難を堪え忍び、幾許の窮境を生き延び、極光 の指し示す地へと至った最初の者に、全てを与えましょう』
川原 礫. ソードアート・オンライン21 ユナイタル・リングI
この事態を招いた何者かは、明確な目的を持ってプレイヤーを誘導しています。
それはUNというゲームにおけるクリア条件として提示されました。
アルゴの推測では、UN世界は広大な円形をしており、巻き込まれたプレイヤーたちは各タイトルごとに円の外周に散りばめられました。
そして目指すべき『極光の差し示す地』とは、その円形マップの中央に存在します。
つまり、UNは円形マップの外周から、中心の何かを目指して1つの命を守りながら進むサバイバルレースなのです。
UN事件や首謀者の狙いは未だ不明ですが、このアナウンスはそれを解き明かす大きなヒントになる筈です。
登場キャラクター
キリト: レベル 20 片手剣使い/ 腐魔法使い/ 鍛冶師/ 大工/ 石工/ 木工/ 調教師 《剛力》
シノン: レベル 18 銃使い/ 盗賊/ 石工/ 木工/ 薬師 《俊敏》
アリス: レベル 18 片手半剣使い/ 陶工/ 織工/ 裁縫師 《剛力》
リーファ: レベル 16 片手半剣使い/ 木工/ 陶工 《剛力》
リズベット: レベル 15 メイス使い/ 鍛冶師/ 大工/ 織工/ 陶工 《頑強》
シリカ: レベル 15 短剣使い/ 調教師/ 織工/ 斥候 《俊敏》
ユイ: レベル 14 小剣使い/ 火魔法使い/ 料理人/ 織工 《才知》
アスナ: レベル 14 細剣使い/ 薬師/ 料理人/ 木工/ 陶工/ 織工/ 裁縫師/ 調教師 《才知》
アルゴ: レベル 14 短剣使い/ 斥候/ 盗賊/ 薬師 《俊敏》
クライン: レベル 13 曲刀使い/ 木工/ 石工 《剛力》
エギル: レベル 13 斧使い/ 木工/ 石工 《頑強》
ハイミー: レベル 16 鎌使い/ 石工/ 木工/ 薬師 《俊敏》
ミーシャ: トゲバリホラアナグマ レベル 8
クロ: セルリヤミヒョウ レベル 7
アガー: ナガハシオオアガマ レベル 6
ピナ: フェザーリドラ レベル 5